みなさんは食べたものがどうやって吸収されているか知っていますか?
消化って結局なんなの??みたいな話を書いてみたいと思います。
目次
消化するとは?
食事で摂取した食品を、体内に吸収できる状態にする事を消化と言います。
食べ物を消化、吸収、排泄する一連の流れを担っているのが消化器官です。
消化器官は・・・
☆消化、吸収、排泄に直接関わる消化管。
(大まかに、口腔→咽頭→食道→胃→小腸→大腸→肛門)
☆消化酵素などを分泌する消化線。
(唾液腺、肝臓、膵臓が含まれます。)
☆ウイルスや細菌から身体を守る、免疫機能の備わっています。
消化にかかる時間
☆唾液 日/1~1.5ℓ 消化目的 咀嚼回数分とどまる
☆食道 通過のみ 個体は30秒~60秒、液体は1~6秒で通過
☆胃 胃液 日/1.5ℓ~2.5ℓ 消化目的 個体は2~4時間 、体は1~5分とどまる
☆十二指腸 膵液 日/0.7~1ℓ 胆汁 日/0.5~1ℓ 消化目的で分泌
☆小腸 腸液 日/1~3ℓ 消化吸収目的 7~8時間とどまる
☆大腸 水分の吸収目的 十数時間とどまる
☆肛門 排泄目的
イメージ的に、朝食で食べた物が寝る前に出てくる感じでしょうか?笑
たんぱく質の分解と吸収
分かりやすい様に色分けしてあります!
食品 消化酵素 最終目的地
たんぱく質(鎖状の長い塊)が口から入る。
胃液のペプシン(鎖を切るハサミ)でペプチド(鎖が切られ、短くなる)に分解される。
膵液のトリプシン(ハサミ)と腸液のペプチターゼ(ハサミ)でアミノ酸(鎖が更に切られて吸収できる大きさまで小さくなる)になる。
小腸の毛細血管に吸収され、全身へ。
炭水化物の分解と吸収
炭水化物が口から入る。
唾液と膵液のアミラーゼで麦芽糖に分解する。
腸液のマルターゼでブドウ糖に分解する。
小腸の毛細血管に吸収され、肝臓へ。
脂質の分解と吸収
脂質が口から入る。
膵液のリパーゼと胆汁のグリセリンで脂肪酸に分解。
小腸の毛細血管に吸収され、リンパ管へ。
体温が1度下がると・・・
消化酵素や消化管が大切なのは、少し分かってもらえましたか?
消化酵素がもっとも働いてくれるのは体温37度。
ここから0.5度下がっただけでも
消化酵素の働きや消化機能が30~50%も下がると言われています。
「私体温低いから~、37度とかになると辛くて~(´;ω;`)」とか言ってるそこの女子!
そんな事言ってる場合じゃないのだよ!!笑
消化酵素が働かなければ、食べた物は消化も吸収もされず・・・
食べてるのに栄養失調。
低体温は現代にはびこる新型栄養失調の一因かもしれませんね汗
どうぞご安全に~(*^_^*)
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