硬いお肉は食べたくないですよね・・・笑
今回は「熱変性」のお話です!
目次
タンパク質の熱変性
ちょっと聞きなれない言葉かも知れません・・・
熱変性
食肉の多くは動物の筋肉です。
筋肉はタンパク質が色々な形でまとまって出来ています。
色々な形の塊だからこそ
熱を加えた時に色々な変化が起こります。
なので温度によって硬さの差が出てきます。
筋肉を構成する3種類のタンパク質
1)コラーゲン
2)筋原線維タンパク質(長い繊維状)
3)筋形質タンパク質(筋原線維の間を埋める球状のもの)
熱変性する温度
①45度~50度 筋原線維が熱で凝固
②55度~60度 筋形質が熱で凝固
③65度 コラーゲンが縮んで最初の1/3になる
④75度 コラーゲンが分解されてゼラチン化する
文章にすると・・・
①肉を加熱して温度が高くなると、最初に筋原線維が硬くなります。
でも筋形質がまだ固まっていないので、柔らかく感じます。
(肉を炒める時など)
②60度を超えると筋形質が固まり、全体が硬くなります。
(炒めすぎるとこうなります)
③65度を超えるとコラーゲンも縮んで、更に全体が硬くなります。
(それでも炒めているとカチカチに)
④75度を超えると、今度はコラーゲンが分解されてゼラチン状になります。
ここで再度肉が柔らかくなります。
(煮込み料理でお肉がホロホロになるなったりするのは、この原理です。
ただし、長時間煮込み過ぎると繊維がバラバラになり
肉としての歯ざわりがなくなって美味しくなくなってしまいます。)
どうですか??
ちょっと覚えておくと便利かもしれませんよ^^
どうぞみなさんご安全に~(*^_^*)
頭の隅に置いておけば料理が上手になるかも知れませんね^^
どうぞご安全に~!
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