赤血球の話

貧血ですね!と医師に言われた事のある人も多いのでは?と思います。

赤血球は人体に欠かせない物。

分かりやすく書いてみようと思います。

赤血球の役割

酸素を細胞に運ぶ。

細胞から出た二酸化炭素を回収する。

赤血球は本来細胞にあるはずの核やミトコンドリア(エネルギーを作る所)を自ら捨てます。

捨てる事(脱核)で酸素の消費をする事無く、酸素を運ぶことに特化した細胞になったのです。

そして捨てたお陰で柔らかく変形する事が出来るので、毛細血管の隅々まで入り込む事ができるのです!

赤血球といえばヘモグロビン

ヘム鉄=ヘモ

タンパク質=グロビン

鉄をくっつけたタンパク質がヘモグロビン

酸素を直接結合して運んでくれるのがヘモグロビン。

1つの赤血球の中にヘモグロビンが約2億5000万個。

ヘモグロビン1個につき4つの酸素を運べる。

なので赤血球1個で酸素の分子を約10億個運べます

え?赤血球すごっ!!!!

赤血球の巡りが滞ると?

それが貧血という状態。

赤血球が全身を巡らなかったら酸素が不足。

そして細胞でエネルギーが作られない。

結果めまいや立ち眩みがする。

息切れや動悸なども起こります。

もっとも多い鉄欠乏性貧血

鉄分が不足する事で、赤血球内のヘモグロビン量が減少し

赤血球の大きさが小さくなったり、減少したりすることで

鉄欠乏性貧血が起こります。

体内にどのくらいあるのか?

成人の体内で3~4g程あります。

約70%が赤血球内のヘモグロビンや筋肉の中のミオグロビンの構成成分になっています。

この約70%の鉄は酸素の運搬を担っています。

これを機能鉄と呼んでいます。

そして残りの約30%は貯蔵鉄として、肝臓や骨髄などに蓄えられています。

この貯蔵鉄は機能鉄が不足して、生命の危機が訪れると放出されます。

鉄欠乏性貧血の人は・・・

すでに貯蔵鉄も使い切って、生命が絶体絶命!!!くらい大変な状況という事です。

貧血は甘く見てはいけないんです。

たんぱく質と鉄はセットで大事!

どうぞご安全に~(*^_^*)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA