汗と体臭

温暖化の影響なのか、年々暑くなるのが早くなっていますよね。

梅雨の時期は寒さが戻ったりするのに、最近は梅雨前から暑くて熱中症になる方もちらほら。

地球はどうなっているのでしょう・・・(;^_^A

そんな時に私たちの身体から出るのが汗です。

なぜ汗は臭うのか？

みなさんが一番気になるところだと思うので・・・

書いてみようと思います。

汗の種類は２つ

エクリン汗腺（えくりんかんせん）

アポクリン汗腺（あぽくりんかんせん）

この２つの汗腺から出る汗です。

エクリン汗腺

全身に多く分布する汗腺。

主に・・・

暑い時や運動したときの汗。

（温熱性発汗。１時間以上継続的に発汗する。）

また辛い物を食べた時などもここから汗が出る。

（味覚性発汗。食べ終わればおさまる。）

成分は９９％水分。

サラサラして臭わない。

温熱性は手のひらと足の裏を除く全身から出る。

味覚性は顔（特に額や鼻）に出る。

アポクリン汗腺

脇の下や陰部などに多く分布。

主に・・・

緊張したり、驚いたりした時の汗。

短時間でおさまる。

一番出やすいのが思春期。

成分は水、たんぱく質、ミネラル、脂質など。

ベタベタして臭いが強い。

手のひら、足の裏、脇、乳首、耳の裏、陰部、へそなどに分布。

臭いの原因は？！

エクリン汗腺、アポクリン汗腺、どちらから出る汗も出た瞬間は無臭。

ではなぜ臭う汗が出るのでしょう？？

それは・・・

エクリン汗腺から出るほぼ水分の汗は、

垢や皮脂と汗が混ざり、それを細菌が分解する事で臭いが出る。

アポクリン汗腺から出る汗には脂質などが含まれているので、

エクリン汗腺同様の事が起こり、特有の臭いを発する。

なぜ男性の方が臭うのか？

それは皮脂量が多い事。

臭いの原因になる細菌が多い。

男性の方が代謝力が高い人が多い。

この辺りが原因だと思います。

加齢臭の原因

３０代以降に増加しやすい血液中の中性脂肪やコレステロール。

これらが汗と一緒に体外へ排出され、汗と一緒に分解されると加齢臭になります。

またノネナールという体臭成分が発生しやすくもなります。

このノネナールという成分は脂肪酸や過酸化脂質が増える事で生まれます。

☆脂肪酸や過酸化脂質は簡単にいうと・・・

粗悪な脂沢山食べてましたね笑って事です(* ´艸｀)ｸｽｸｽ

（揚げ物やジャンクフード、お菓子やコンビニフード、マーガリンなどなど）

若い女子が良い匂いなのはなぜなのか？笑

１０代から２０代（ピークは２０代）頃に体内から出るラクトンという成分。

これが甘い匂いがするのです。

３０代ではほぼ出ません。

４０代、５０代ではまた少しだけ出てきます。

この甘い匂いが良い匂いに繋がるのかも知れません。

男子はなぜおっさん臭いのか？笑

２０代頃までは一般的な汗の臭い（脇の臭い）が多いのですが、

３０代後半から４０代をピークにジアセチルという成分が出ます。

これがミドル臭の原因。

さらに進み５０代頃にはノネナールを含む成分が前面に出てきます。

これが加齢臭。

とりあえずの対策

根本原因の対策はもちろん体内から！なのですが・・・

手っ取り早くとりあえずの対策をお伝えします。

☆朝４２度くらいの少し熱めのシャワーで全身を流す。（１分程で大丈夫です）

☆運動やサウナなどで常に汗を出す訓練をする。

☆垢すりをする。

☆一度着た物は必ず洗濯する。

☆洗濯物が乾かない天気の時はコインランドリーなどで乾燥機を活用する。

☆同じ靴を毎日履かない。

☆枕は綺麗に。

この辺りがオススメです！

どうぞご安全に~(*^_^*)